塾に行くか迷っている方のために、塾に行く5つの目的と達成のためのコツ

 

中学生や高校生になると塾に行く生徒が多くなりますが、通う目的は何なのか疑問に思っている人もいるでしょう。

 

塾で学ぶ目的はそれぞれ異なります。この記事では塾を利用する目的と達成するためのコツを詳しく解説します。どのような塾を選ぶべきか、そもそも行くべきかを考えるうえで役に立つので参考にしてください。

 

塾に行く5つの目的

塾に行く目的は主に5つあります。

 

学校とは違う目的で通うことが多いので、違いも合わせて確認していきましょう。

 

学校の授業をフォローすること

塾に行く目的として代表的なのは学校の授業をフォローして成績を良くすることです。学校の授業を受けても内容を理解できなくて困ってしまうことは珍しくありません。

 

わからないまま授業を受け続けていると、さらにわからなくなって追いついていけなくなりがちです。日々の授業の予習復習を通して基礎を築き上げていくサポートとして塾が活用されています。

 

高校生になると単位を落としてしまうと留年する可能性もあるため、授業フォローをして進級や卒業をできるようにする目的もあります。

 

受験指導を受けること

中学受験、高校受験、大学受験などの受験指導を受けることも塾通いをする典型的な目的です。受験勉強対策は自分だけでは難しいのは確かです。

 

独学で受験に成功している人もいますが、受験には独特の試験対策が必要なので自分だけで合格できる人はあまり多くありません。

 

学校の授業を受けただけでは受験対策が十分ではないため、受験指導塾を利用して合格を目指すことが一般的になっています。

 

自分で勉強する習慣を作ること

生徒が自分で勉強する習慣を作る目的で塾を利用することもよくあります。勉強のやり方がわからないから勉強できないという生徒はたくさんいます。

 

基本的な勉強方法を身に付けて、学ぶ意欲が自然に湧いてくるようになるために塾を活用することが可能です。

 

塾で宿題を出して半ば強制的に勉強習慣を作ることもできますが、学ぶ楽しさを教えて意欲を育んでいる塾もあります。生徒に合っている塾は意欲的に学ぶ力を体得する場所になります。

 

学習しやすい環境を確保すること

塾に行く目的は生徒にとって学習しやすい環境を整えることも挙げられます。自宅ではテレビやゲームなどが気になってしまって勉強できないという生徒もいます。

 

教室に行くことで興味をそらすものをなくすと集中力が上がります。逆にほかの生徒がいて落ち着かないという場合には、自宅でオンライン指導を受けることも可能です。

 

自分だけでは勉強できない生徒も、目の前に信頼できる先生がいるだけで学習しやすくなってやる気が出てきます。

 

ほかの学校の生徒とのつながりを作ること

塾はほかの生徒とのつながりを作る目的で通う場合もあります。

 

ほかの学校の生徒も通っているのは塾の特徴です。クラス分けをしている塾の場合には、同じ学校への進学を目指して受験勉強をしている仲間に囲まれて学ぶこともできます。

 

切磋琢磨するライバルを見つけたり、進学してから友だちとして長く付き合える人と出会えたりすることが可能です。

 

塾で学ぶ目的を達成するコツ

塾はさまざまな目的で利用されています。目的を達成するためには塾選びがとても重要です。塾で学ぶ目的を達成するための塾選びのコツを見ていきましょう。

 

目的に合わせた指導形態を選ぶこと

何よりも重要なのは塾を利用する目的に合わせた塾選びをすることです。特に指導形態によって得られる効果が変わるので気を付けましょう。

 

塾は大きく分けると集団指導と個別指導があります。集団指導は教室で全員が同じ授業を受ける仕組みで、ほかの生徒と同じ内容の授業を受けているという安心感があります。

 

しかし、学校の授業でわからなかったことをピンポイントで説明してもらうことはできず、結局はわからないままになってしまうこともあるのがデメリットです。

 

個別指導の場合にはそれぞれの生徒の目的に合わせたオーダーメイドの指導を受けられます。生徒の個性を大切にして学ぶ意欲を引き出す指導をしている塾もたくさんあります。

 

ただ、個別指導塾では授業のフォローや勉強習慣の獲得には向いていますが、ほかの生徒との交流機会は少ないのがデメリットです。

 

主体的に学習できる塾を選ぶこと

生徒が意欲を持って主体的に学習できることを重視しましょう。塾で集団指導を受けると安心感があるのは確かですが、主体的に勉強する経験を積むことはできません。

 

受け身になってしまって、学ぶ喜びや意欲が培われない場合がしばしばあります。個別指導は生徒が主体的になり、学ぶことによる成功体験もしやすいのが特徴です。

 

また、オンライン指導も主体性を育むには効果的です。教室に行くと強制的に勉強をさせられているという印象を受けてしまい、塾に行かなければ勉強できないということにもなりかねません。

 

オンライン指導塾では自分からインターネットにつないで授業を受けているという気持ちが生まれます。自分が主体になって勉強する習慣作りに適している指導形態です。

 

ただ、オンラインの集団指導塾では集中できずに困ってしまう生徒もいます。eラーニング形式で授業ビデオを視聴するだけの塾もありますが、自学自習に慣れていないと勉強できなくなりがちです。

 

講師からオンラインで直接授業を受けられる個別指導塾を選ぶのが目的達成のコツです。

 

指導を受けやすい塾を選ぶこと

塾選びでは指導の受けやすさが重要なポイントです。教室に行くべきかどうかは慎重に考えましょう。自宅以外の学習環境が欲しい場合には塾に行くことが重要です。

 

しかし、自宅でも勉強できるならオンライン指導なら気軽に指導を受けられます。教室までわざわざ行く必要がないので通う時間も節約可能です。

 

オンライン指導に慣れると自宅で勉強する習慣も作りやすくなります。塾の目的を考えて、あえて教室に行く必要がないならオンライン指導塾がおすすめです。

 

まとめ

塾で学ぶ目的は人それぞれで、目的に合わせた塾選びをすることが重要です。自宅で学びやすい環境がない場合には教室に行って指導を受けるのが効果的でしょう。

 

しかし、自宅での方が落ち着いて学べる場合にはオンライン指導を受けることもできます。生徒にとって意欲的に学習できる環境を選んで塾を決めましょう。