ゴールフリー江坂教室

すべてが生徒一人一人のために!個人差をしっかり意識した個別指導を君に!

 

講師一人に生徒1人なら、1人の生徒に向けられる講師の時間とエネルギーは100%になります。
講師一人に生徒50人なら、1人の生徒に向けられる講師の時間とエネルギーは、わずか2%です。

 

このことが、たくさんの生徒がいる塾などの集団授業との違い、個別指導の利点を語っています。

このあと、
1.個別指導においての生徒さんの理解にかかわる側面
2.個別指導においての生徒さんの情緒にかかわる側面
3.生徒さんの学習を支える側面
について「個別指導」の利点を説明します。

 

1.個別指導においての生徒さんの理解に関わる側面での利点

ここでは、認知心理学という分野で学習に関わる重要なキーワードである「ワーキングメモリー」、「メタ認知」、「分散学習」というものを取り上げて「個別指導」の利点を説明します。

 

初めに「ワーキングメモリー」について説明します。
「ワーキングメモリー」というものについては暗算の計算で行われていることを想像していただければ良いでしょう。

 

くり上がりの数字を覚えたままほかの計算をするといった記憶と数の操作を短時間行っています。
このような記憶面での情報処理を「ワーキングメモリー」と呼んでいます。

 

「ワーキングメモリー」には個人差があります。先ほどの暗算の例でわかるように「ワーキングメモリー」は、学習のさまざまな場面にかかわります。

 

学校や塾の集団授業でついていけない生徒が出るのも「ワーキングメモリー」の個人差が一因となることがあります。

 

集団指導において個人差を意識した指導は難しいものです。個人の「ワーキングメモリー」を意識し、生徒さんのペースに合わせられるのも、「個別指導」の利点と言えます。

 

次に「メタ認知」について説明します。

 

「メタ認知」は、もう一人の自分がいて、自分どのように考え、どのように問題に取り組んでいるかなど自分の認知を観察し、修正してくれるものと例えられます。

 

学習では、この「メタ認知」が重要視され、「メタ認知」能力にも個人差があります。

 

この「メタ認知」についても塾のような集団授業で個人差を意識した指導は難しいものです。
「個別指導」であれば、講師が生徒一人一人の「メタ認知」を把握し適切なアドバイスをすることができます。

 

例えば、生徒一人一人の数学で計算ミスが起きやすい場面を把握し、生徒に合わせた「メタ認知」の活用法をアドバイスし、ケアレスミスを防ぐ改善策を示すことなどができます。

 

これもまた、「個別指導」の大きな利点と言えます。
3つ目の「分散学習」について説明します。

 

これは、短時間に同じことをくり返し学習する「集中学習」よりも、一定時間空けて分散して学習する方が効果があるとされるものです。

 

この「分散学習」は、実験でも確認されており、最近重視されているものです。
もちろん生徒自身で「分散学習」をすることも重要です。

 

しかし次のような場合、「個別指導」が「分散学習」の効果を生むことが考えられます。

 

例えば、数学の指導のときに、ある生徒が式の代入計算で同じようなミスをしたとします。
講師は、そのことを念頭に次回の指導の初めに簡単な復習をするとします。

 

このことが「分散学習」の効果を生むことになります。
塾のような集団授業では、できないことです。やはり「個別指導」ならではの利点です。

 

2.個別指導においての生徒さんの情緒にかかわる側面での利点

学校で嫌なことがあった、親とケンカした、SNSで不愉快な書き込みを見た、など気分がすぐれないまま指導を受けるといったことも、しばしばあるものです。

 

こういった場合、集団授業では生徒一人一人の表情などから、そのときの気分を推し量るなど、無理に等しいものです。

 

「個別指導」であればどうでしょう。生徒さんの表情やしぐさなどから、「今日は調子が優れなさそうだ」などをつかみ、問題数を加減するなど学習のうえで適切な対応ができます。

 

このように生徒一人一人の情緒面にも寄り添い、より学習が進むようにしてもらえるのも「個別指導」の大きな利点です。

 

3.生徒さんの学習を支える側面での利点

まずカリキュラム面での「個別指導」の利点を説明します。

 

塾のような「集団授業」では、どうしてもあるレベルの生徒に合わせ決められたカリキュラムに基づいた指導をすることになります。

 

この点「個別指導」であれば、生徒それぞれの理解に合わせ、カリキュラムを個別なものにすることができます。

 

それによって生徒さんがついていけない、ということがなくなります。

 

「質問」についても、生徒さんは自分のペースに合わせて質問ができます。また集団授業よりも、はるかに質問がしやすいでしょう。

 

塾のような集団授業では、ほかの生徒を意識して、「こんな質問をしたら恥ずかしい」、「こんな質問はバカにされるではないか」などと考え、質問ができないまま、ということもあります。

 

こういった「質問」という生徒さんの伸びる芽を摘まずに済むというのも「個別指導」の利点になります。

 

指導で使う教材でも、生徒一人一人状況に合わせて柔軟に対応できるのが「個別指導」の利点です。「集団授業」では、どうしても生徒一人一人のレベルに合わせるのが難しいので一律の教材になります。

 

ある生徒にとっては難しすぎる、別の生徒にとってはやさしすぎるなど中途半端なものになることがあります。
この点「個別指導」では生徒さんの理解度に合わせた教材を使うことが可能になります。

 

また、指導する側には多くの場合、生徒一人一人の指導カルテのようなものがあり、指導内容の記録をしていることがあります。

 

これによって万が一担当の指導が替わっても指導上の影響がないように配慮がされます。新たに指導する者は、それまでの生徒さんの学習における長所・短所などを把握したうえで、指導に臨むことができます。

 

なお最近では、AIが活用され「個別指導」の効果を上げる動きもあります。

 

まとめ

これまで見たように、塾のような「集団授業」に比べ、多くの利点が「個別指導」にはあります。

 

それは次のようなものでした。
1.個人差のある生徒一人一人の「ワーキングメモリー」、「メタ認知」で、生徒一人一人の違いに合わせて適切なアドバイス・指導ができる。
また「分散学習」の効果を生むこともできる。
2.そのときの生徒さんの情緒の状況に合わせて、適切な対応ができる。
3.学習支援でのカリキュラム、質問、教材について個別の適切な対応ができる。

以上となります。

 

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